人間関係について

断酒とも関係のある交友関係

断酒とも間接的に関係があるのですが、「酒」というツールが無くなると冷静に人間関係ってものを見つめなおす機会が必然的に訪れます。
断酒と同時に「飲み仲間」という枠の付き合いの人が消えるからです。
当然ながら「釣り仲間」とは釣りに行くのが基本の付き合いですし、「ゴルフ仲間」とはゴルフに行く時に会うというのが基本形。
それに伴い、その遊びが終わった延長としての「飲み仲間」なら、まだ「同じ趣味を持った飲み仲間」としてありですが、酒を飲む時にしか会わない「純粋な酒飲み仲間」は要らなくなる訳です。
本当に仲の良い友人とは、自分は飲まなくても会には参加しても良いかなと思うものです。
このシラフでも飲み会に参加しようと思えるかどうかが、自分の中での交友関係の重要度を示す一つの基準になるという事を改めて知る事になりました。

酒を飲んでいた頃は、あまり乗り気じゃない飲み会に誘われた時でも、まあ行けばとりあえず酒は飲める訳だし、特に断る理由も無いから参加しておこうかな?というノリで行ってましたが、飲まなくなった今では、乗り気じゃない場に出かけて行って、ソフトドリンクだけで数時間飲み会に付き合うというのはなかなか勇気と覚悟が要るものです。
例えば、自分も酒を飲みながら経過する5時間っていうものは賞味2~3時間に感じますが、シラフでの飲み会の5時間は5時間キッチリ、面子次第では6~7時間にも感じます。
つまり数時間という長い時間、シラフ状態ででも話しをしたいと思える相手かどうかという事になる訳です。
なので今では、少しでも「う~ん…。」と躊躇する誘いだと、高確率で行かないという選択肢になります。

時間は有限

もし現在酒を飲んでいる人は、1回でも良いのでシラフで飲み会に参加してみる事をお勧めします。
わざと車で行ってみるとか、何らかの理由を付けてでも飲まずに参加してみて下さい。

実験としては乗り気50%くらいまでの飲み会がベストです。
行こうかな?…どうしようかな?…くらいの飲み会ですね。

乗り気100%の飲み会の面子なら、話題や笑いの質なども自分の感性に近い友人達なのでシラフで参加していてもそれなりに楽しいですが、乗り気50%程度の飲み会というのは、そもそも仕事の付き合いだったり、地元や地域の付き合いや青年部的な活動の飲み会など、友達っていうより知り合いの集合体のケースが多く、シラフで話をしていると話題的にもメンタル的にも1時間くらいで限界がやってきます。
長時間のシラフ状態で、酔っぱらっている人同士のしょーもない話題や馴れ合いを聞かされているうちに、何度も(早く帰りたい…)と思う事でしょう。
「先日飲み過ぎて帰って嫁に怒られた。」だの、「昔はビールならこれくらい飲めたもんだ…。」だの、「実は嫁に内緒で彼女がいるんだよね。」だの、新婚の若者に対して「結婚して数年も経つとな。」という先輩うんちく…などなど、話している本人は楽しいのかもしれませんが、聞いている側としては
「へぇ~、そうなんですね。」
としか言いようもなく、ましては話題と会話そのものが全然面白くも何ともなく…。
まさにこれが、大枚はたいて、時間を使って、毎回飲みの場で行われている事なのかと愕然とすると思いますね。

この数時間の飲み会の代わりにできた有意義な事って他にたくさんあったはずです。
でも、今日のこの数時間はこんな事で使って終わってしまった訳です。
いくら後悔しても、この時間は二度と戻ってはきません。
人生の時間は有限です。
この限られた時間を何に使うのかを選択する権利は自分にあります。
この権利を無理やり奪ってくる人は断捨離の対象になるでしょう。

そんな自分自身、今まで無駄に過ごしてきた時間を猛烈に反省しているところです。
でもまだ十分に取り戻せると思ってますので、同じように思っている方の励みになれば幸いです。

無理にとは言いませんが、断酒(期間限定でも良いので)は人生を見つめなおす一つの方法なので非常にお勧めできますね。

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